結婚のタイミングで車を買い替える人はたくさんいます。かくいう僕も、結婚をしてすぐに車を買い替えました。
車の買い替えは楽しいイベントですが、やらなければいけない手続きが多いのも確かです。
結婚のタイミングで車を買い替える人に知って欲しいポイントを4つご紹介します。
結婚による車の買い替えチェックリスト
いままでは自分の欲しい車を買えば良かったわけですが、結婚をすると夫婦や子どものことまで考慮しなければいけません。車の買い替えにあたって、さまざまな条件を検討する必要があります。
結婚をして車を買い替える前にチェックしておきたいことを確認しておきましょう。車の買い替え前にチェックしておくべきことは以下の4つです。1つずつ見ていきましょう。
- 車を買い替える前のチェックポイント
- ・予算はどれくらい?
- ・どんな車種にする?
- ・子どもはどうする?
- ・いまの車はどうする?
車の購入予算はどれくらい?
車の購入において、もっとも大事なことは「予算をしっかり決めること」です。
せっかく車を買い替えたのに、支払いが負担になると生活が苦しくなります。せっかく新婚生活が始まってもお金がないとツラいですし、夫婦ゲンカの原因にもなります。車を買ったことが原因で夫婦仲が悪くなったら最悪ですからね。
ローンを組む場合と、一括払い(全額現金払い)にするときの注意点をそれぞれ見ていきましょう。
車のローンを組む場合は?
ローンを組むのであれば、毎月の支払いシュミレーションをしっかり行いましょう。
毎月の給料から、車の支払いに充てられるのはいくらでしょうか?
ボーナスがあるのであれば、ボーナス払いを使うと金利の負担が少なくなります。
夫婦共働きということであれば、どちらが費用を負担するのかも明確に決めておきましょう。なんとなく決めてしまうと、一方のみに車の支払い負担がかかってしまう可能性もあります。
結婚によって家計管理の方法が変わることもあるでしょうから、しっかり話し合っておきたいですね。
ちなみに、ローン返済額の目安は、収入の20%を上限に返済するのが良いと言われています。たとえば月収が30万円の家庭なら、毎月6万円までを返済に充てて大丈夫ということです。
毎月の返済額が多すぎても生活が苦しくなりますし、少なすぎると返済期間が長くなって利息負担が大きくなります。
このあたりのベストな金額がわからない場合は、ディーラーや中古車販売店の人に相談してみるのがおすすめです。

車を現金一括で払う場合は?
なかには貯金を崩して、現金一括払いで買おうと考えている人もいることでしょう。一括払いで購入できれば、金利の負担がゼロになるので支払い総額を抑えることが可能です。
しかし、現金一括払いをするときに1つ注意したいことがあります。それは「急な出費」です。
車を現金で買って貯金がなくなってしまうと、万が一のときにお金がなくなってしまいます。ケガや病気はいつやってくるかわかりませんし、急な出費が必要になることもあります。結婚をして子どもがいる場合はなおさらです。
現金払いで払って貯金がすべてなくなってしまうのであれば、車のローンを組んだほうが万が一の備えにもなります。
一括払いにこだわりすぎるのではなく、結婚と人生のアクシデントも想定しておきましょう。
ちなみに、僕は以前乗っていたボルボV60を買うときもローンを組みました。
手元には一括払いで買える貯金もあったのですが、すべて使ってしまうのは不安だったので、購入金額200万円の50%だけ(約100万円)をローンを組むことにしました。
これならローン払いと現金払いのイイとこ取りになるので、バランスが良いです(無事、完済することもできました)。

夫婦2人が満足できる車種をえらぼう
結婚による車の買い替えでおさえておくべきポイントの2つ目は「車種えらび」です。車の好みついては、男性と女性の車に対する価値観の違いがたびたび話題にあがりますよね。
男性は自分の理想とする車を求める傾向がありますが、女性は家計や実用性を優先した車を求めがちです。よくあるのが、男性はスポーツカーに憧れるけど、女性は全然興味がないパターン。
話し合いをしてお互いが納得した車種が決まればいいのですが、決裂することも少なくありません。ただし、どちらか一方の意見を押し通すと、車を買ったあとに不満が出てくることもあります。
夫婦で欲しい車で意見が合わずに、離婚問題に発展することも実際に起きています。僕の友人夫婦は車えらびの話し合いが合わず、離婚の直前にまでなりました(これには僕も驚きましたが…)。
ですから、車種を決めるときには「譲れないところ」を伝え合うのではなく「妥協できるところ」をメインに話し合うことをオススメします。
たとえば僕の場合、国産車でも輸入車でもOKなんですが、安全性が低い車は絶対にNGでした(具体的には自動ブレーキ未搭載の車)。
こんな感じで、妥協点を探っていくことで2人が納得いく車を買うことができるはずです。
できれば結婚をする前から、なんとなくでいいので車の話をしておけるといいですね。

結婚後に子どもが生まれる可能性も考えよう
車を選ぶときは、どうしても「いま欲しい車」を求めがちです。
ですから、夫婦二人でちょうど良い車を選んでしまうと、子どもが生まれてから使い勝手が悪くなる可能性もあります。
いま欲しい車を優先したい気持ちはわかりますが、子どもが生まれても対応できる車を選びましょう。
また、いまは「子どもを作らない」という選択をしていても、ちょっとしたことで気持ちが変わる可能性もありますからね。
いわゆる「できちゃった結婚」であれば、すでに子どものことを考えた車選びが必要です。

コンパクトだけど収納力のある車種がおすすめ
もっとも効率的なのは、大きすぎず小さすぎない中間的な車を購入することです。
スポーツカーやセダンは夫婦2人のときはいいかもしれませんが、結婚して子どもが生まれると不便です。そのため、ミニバンやコンパクトカーなどを選んでおくと子どもが生まれてもそのまま使えます。
以下の車種であれば、ちょうどいいでしょう。ちなみに、運転するのは基本的に男性が多いと思いますが、女性でも運転しやすい(夫婦2人が運転しやすい)車を選びたいですね。
- ・トヨタ「ヴォクシー」
- ・スズキ「クロスビー」
- ・日産「セレナ」
- ・日産「キューブ」
- ・ホンダ「ステップワゴン」
- ・ホンダ「N-BOX」

結婚をして、いまの車はどうする?
車の買い替えとなると、いま乗っている車をどうするかも問題です。
地方に住んでいるのであれば1人1台が当たり前のことも多いので、買い増しという選択もあるでしょう。
都心に住んでいるのであれば、駐車場代の負担もありますから、買い替えが現実的かもしれません。特に東京都の場合は維持費が大きな負担になります。

もしあたらしい車に買い替えるのであれば、いま乗っている車をできるだけ高く売却する工夫をしましょう。
結婚生活が始まると予想以上にお金がかかります。新居にお金が必要なのはもちろんのこと、結婚式を挙げるのであれば100万円以上の出費が発生することになるでしょう。
いま乗っている車が高く売れれば、新婚生活に必要なお金が手元に残りますから、生活が少しラクになるはずです。
ちなみに、僕は新築マンションを購入したのですが、家具とか家電を一式揃えたところ、出費が100万円にも及びました…。
「下取り」よりも「買取」がおすすめな理由
車を買い替えるときには、ディーラーや販売店に下取りすると便利です。しかし、高く売りたいのであれば買取店で見積もりをとってもらうことをオススメします。
下取りだと1社のみの見積もりとなってしまい、車の最高額がわからないからです。複数の買取店に見積もりを出してもらえば、相場がわかるので、より高く買い取ってもらうことができます。
結婚生活はなにかとお金がかかるものです。車が高く売れれば、あたらしい車の買い替え費用の負担を軽くすることもできますよね。
結婚で車を買い替えるときの注意点【まとめ】
- ① 毎月の収入から無理のない返済プランを立てる
- ② 夫婦二人が満足できる車種を選ぶ
- ③ 子どもが増える可能性も考えておく
- ④ いま乗っている車を高く売る