メルセデス・ベンツの自動車保険料は他社メーカーに比べて割高と言われています。
自動車保険は車種によって保険料が大きく変わってきます。
特にメルセデス・ベンツをはじめとするドイツ車は保険料が大きな負担になることも少なくありません。
メルセデス・ベンツの自動車保険の相場はいったいどれくらいなのでしょうか?
メルセデス・ベンツの保険料が高いのは車両保険のせい?
最初にメルセデス・ベンツは自動車保険料が高くなると述べました。
しかし、厳密にいうと保険料を高くしているのは「車両保険」の金額です。
自動車保険にはさまざまな補償内容があります。
対人・対物賠償や人身傷害保険は多くの人が加入する補償です。
なぜなら事故の相手方を補償するためには、十分な補償額がないと万が一のときに自腹を切らないといけないからです。
一方の車両保険は、その保険料の高さもあって加入率は高いとはいえません。
言いかえれば「自分の車の損害は、最悪自分でお金を払えばいいか…」という考え方があるといえるでしょう。
車両保険をつけるだけで保険料が大きく変わってきます。
特にメルセデス・ベンツの場合、事故や故障を起こしたときの修理額が高いせいもあって車両保険は高くつきます。
ドイツ車でいうと、BMWなども修理代が高いと言われていますが、メルセデス・ベンツはその上をいきます。
修理費用が高いわけですから、こうした外国車に乗る人の多くは車両保険に加入しているのが実態です。
輸入車は車両保険に入るべき?
さて、問題はメルセデス・ベンツの車両保険に入るべきか、ということです。
結論から言うと、それはその人の経済力によりますが、やはり入るべきです。
国産車の場合は軽くこすっただけの事故であれば、数万円程度の修理代で済むことがあります。
ところが、ベンツはそうもいきません。バンパー交換ともなると100万円以上はカンタンに超えてくるからです。
輸入車のなかでもメルセデス・ベンツの修理代は特に高いと言われており、BMWに比べると1.5倍〜3倍の修理費用がかかることもあります。
ちょっとした事故でも修理代が100万円を超えてくるわけです。
これは精神的にも金銭的にも大きな負担になります。
車両の盗難にも十分な対策を
また、メルセデス・ベンツは盗難が多いことでも知られています。
外国車で高価なことが多いですから、盗難する価値があるともいえるでしょう。
盗難をされたときに車両保険に入っていないと、車まるごと損をすることになります。
ですから、メルセデス・ベンツについては車両保険に加入することをオススメします。
とはいえ、修理代が高いだけあって車両保険の費用負担もどうしても大きくなります。
このあとくわしく解説しますが、車両保険の補償を限定することで保険料を安くできるプランもあります。
少しでも保険料を安くしたい人は、加入プランを上手く選ぶことで節約することが可能です。
保険料はどれくらい変わってくる?
車両保険に入りたいところですが、やはりネックなのは保険料です。
メーカーによっても車両保険の金額は変わってきますが、車種ごとのグレードによっても変わってきます。
メルセデス・ベンツのCクラスとSクラスではやはり車の価値がちがいますし、修理代もちがうからです。
自動車保険には車両料率クラスというものがあり、車の型式ごとに保険料の相場が決まっています。
ここからはメルセデス・ベンツの車種ごとに保険料を見ていきましょう。
年齢条件や等級ごとによる保険料のちがいもカンタンに紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
35歳以上補償の保険料の相場
たとえば以下のような条件で保険料を見てみましょう。
- ・メルセデスベンツBクラス
- ・35歳以上、9等級
- ・フルカバータイプ
- →年間約15万円
あくまでも1つの例ですが、年齢が高いこともあり保険料はそれなりの水準です。
等級が上がれば、さらに安くなります。
21歳以上補償の保険料の相場
続いては少し上のグレードのメルセデス・ベンツについて見ていきましょう。
- ・メルセデスベンツCLS
- ・21歳以上、9等級
- ・フルカバータイプ
- →年間約50万円
年齢条件が広く、等級が低いこともあり保険料はかなり高額です。
なによりグレードがCLSと高いため、車両保険の負担額が多くなるので、年間保険料も上がります。
車両保険は車対車という選択肢も
車両保険に入りたいけど、やはり保険料がネック。そんな方は車両保険を「車対車」に限定する方法もあります。
車同士の事故のみを補償するので、当て逃げや盗難、自損事故は補償されません。
その人の運転スタイルや環境によっても左右されますが、一般車両保険(フルカバータイプ)よりは保険料を抑えることが可能です。
いずれにしても、メルセデス・ベンツの自動車保険料相場は高くなります。
できるだけ多くの保険会社をくらべて、安い保険料で加入できる自動車保険をチェックしましょう。
まずは気軽に見積もりをとってみることをオススメします。