正直、いま乗っているクルマへの熱が冷めてしまうときはたびたびあります。
そのときの気分的な問題だったりするときもあるんですが、飽きたと感じるとどうしても乗り換えたくなってしまいますよね。
買ったときは愛着があった車でも、長く乗っていると飽きるタイミングはいつかやってきます。カーライフを心ゆくまで楽しむめには、思い切って買い替えたほうが良い場合もあると思うんですよね。
クルマ熱が冷めたときに実践したい、お得な乗り換え方法を見ていきましょう。
なぜ飽きる?その理由は人それぞれ
いまの車に飽きてしまった理由は人それぞれ。その理由を明確にすれば、買い替えのときに参考になるはずです。
- ・他の車が欲しい(目移りしてしまう)
- ・運転するのが退屈
- ・燃費が悪くなり、維持費が高くなった
- ・生活スタイルが変わった
- ・新型車が登場した
他の車が欲しくて、いまの車が陳腐に感じる

BMW公式サイトより
「他の車が欲しくなった」という理由で、いま乗っている車に飽きる人は多いと思います。
車は毎年のように新しい機能が追加され、安全性能もアップしています。特に、新型車が発表されると僕は毎回のように目移りしてしまい「思い切って買い替えちゃおうか…」という気分にさせられます(笑)
ひとたび「あの車、良い!」と欲しくなった瞬間に、いま乗っている車が陳腐に思えてしまうものです。それまでは全然気にならなかったのに…。
実際、わたしもメルセデス・ベンツやBMWの新型モデルが発売されるたびに注目してしまって「買い替えたい症候群」を発症してます。

車の乗り心地、取り回しがイヤになった
また、走行性や運転操作自体に飽きてしまったという人も一定数存在します。
ステアリングやアクセルの加速力は車によって全く異なります。試乗したり、他の車を運転して少しでも良さを感じてしまうと、いまの車がイヤになることも少なくありません。
また、経年劣化で車が不調になった途端に愛着が失われてしまうパターンもあります。これはこれで”買い替える口実”として前向きに捉える人もいるようですが。
家族や生活の変化で車に飽きが来る
それ以外では、ライフスタイルの変化も要因に挙げられます。
たとえば独身だった人が結婚をした場合、家族が増えるのでそれまで乗っていた車は使い勝手が悪くなるでしょう。飽きとは少しちがいますが、そういった変化が買い替えたい気持ちを引き起こします。
「取り回し」という点でいうと、引っ越しをして駐車場や周辺の道路環境が変わると、欲しい車の要件が変わることもあります。たとえば引っ越した先の駐車場や道路が狭い場合、もっと小さい車に買い替えたいと思うでしょう。その反対もしかりです。
こればかりは単純な”飽き”というよりも実用性の問題にもなってくるので、本格的に買い替えを検討してもいいかもしれませんね。
私も最近引っ越したのですが、もっぱら運転しやすい車が欲しくて日々情報収集をしています。

新型車の登場は、多くの人にとっての誘惑になる
新型車の登場で、新しい車が欲しいと感じる人も多いでしょう。私はまさにその典型例で、クルマ雑誌を逐一チェックしては、新型車の登場にワクワクしています。「ベストカー」や「カートップ」の【新車スクープ特集】を読むのが大好きです(笑)
車の装備や性能は年々進化しています。いま乗っている車にはない性能があると、どうしても新型の車に目移りするもの。
最近だと電気自動車による燃費の向上や安全装備の充実によって、事故リスクを減らすことも可能になっていますから、なおさら目移りしてしまいますよね。
飽きた!と感じたら少しでも早く手放した方がいい?
冒頭でも述べたように、これ以上は好きになれない車と長く一緒にいても良いことはありません。それはあなたにとっても、車にとっても同じことです。飽きた車に乗り続けるのは人生の楽しみが損なわれるし、乗っている間も車の価値は下がり続けます。
いまの車に飽きてしまったときに考えるべき対処法は大きく分けて3つあります。
- 車に飽きてしまったときの対処法
- ・もう一台買い足す
- ・売却して手放す
- ・売却して新しい車に買い替える
家族や親戚に車を譲るのも1つの方法
いま乗っている車を家族の誰かに譲って、2台持ちをするというやり方があります。
たとえばあなたの妻(夫)や子どもが車を必要とするタイミングであれば、いまのあなたの車の名義変更をするだけです。そしてあなたは欲しい車を購入することができます。
駐車スペースや、そもそも資金の問題がありますが、これが解決できる人は有効な打開策となるでしょう。家族共用の車として使えるようになれば、乗りたい車を乗りたいときに使い分けることが可能になります。
ただ、これができるなら悩む必要もないですし、現実的に2台持ちするのはむずかしい人が多いはずです。特に都心に住んでいる人は、駐車スペースや維持費の面でむずかしいでしょう。
一方、地方にお住まいで車が”日常の足”として1人1台が当たり前の地域であれば、2台持ちは現実的なものになるはずです。
きっぱりと車を手放す方法
「いまの車に飽きた」「車を所有することに興味がなくなった」という人は、きっぱりと手放すことをおすすめします。その最大の理由は車の維持費です。
自動車保険や税金、さらには毎月のガソリン代もバカになりません。
ムダに所有して費用をかけるくらいであれば、高く売れるうちに売却したほうが賢い選択といえます。
ちなみに、我が家の場合、駐車場・ガソリン代・保険料などトータルで計算すると1年間で20万円近くの維持費用が発生しています。冷静に考えると、なかなか痛い出費ですよね…。

いまの車を、次の車の買い替え資金にしよう
もし車を買い替えようと思ったら、まず車を手放すことを考えます。
その方法は下取りや買取などさまざまですが、いずれの方法をとっても車は新しいうちに売ったほうが高く売れます。当たり前の話に思えるかもしれませんが、皆さんが思っている以上に中古車市場の相場の変動は激しいのが実情です。
車は長く乗っていると価値が下がってきます。買い替えるときに下取り額が0円となると、買い替えにかかる費用が多額になることも。
退屈な気持ちのまま車を乗り続けていると、その間に車の価値はどんどん下がってしまいます。まさに「買いたいときが買い替えどき」。決心をしたら速やかに行動に移すべきなのです。
擬人化するようで恐縮ですが、車にとっても思いを寄せてくれるオーナーと一緒にいる方が嬉しいはずです。
ですから、飽きたときには少しでも早く手放すことが賢明な判断となります。
車を売る方法はいろいろあるけれど…失敗はしたくない
さきほど説明したように、いまの車を手放す方法はおもに「下取り」と「買取」の2パターンです。
もうすでに欲しい車が決まっている場合は、ディーラーによる下取りを検討しているかもしれませんし、中古車買取店に査定を依頼するという方法もあります。
車を手放す以上は、誰だって少しでも手元にお金が欲しいものです。
結局のところ、下取りと買取はどっちがお得なのでしょうか?
結論から言うと、車の下取りはNG。中古車買取店に買い取ってもらう方法が確実に高く売れます。
車の下取りは本来の中古車相場よりも20〜30%は低く見積りをされます。これはディーラー1社のみの見積りになってしまうので仕方がありません。
少しでもお得に車を売るなら、より多くの査定業者に買取価格を競わせることが肝心です。そうすれば、想像以上の高値を引き出せます。
車に飽きて買い替えようか悩んでいるのであれば、愛車の概算価格を知っておいて損はありません。
もし高値がつかないようであればそのまま乗り続けてもいいでしょう。
そして、高く買い取ってもらえるようであれば気持ちよく次の車に買い替えましょう。
自動車税とモデルチェンジのタイミングには要注意
クルマ熱が冷めたり、いまの車に飽きたなら早く手放したい&買い替えたいと考えるのが当然ですよね。
ただ、気の向くままに行動を起こしてしまうのは考えものです。なぜなら、車を手放すタイミング次第では損をする可能性があるからです。
特に注意したいのが以下の2つです。
- ・自動車税がいつかかるのか?
- ・直近でモデルチェンジがないか?
自動車税がかかる前に手放すのがおすすめ
自動車税は毎年4月1日時点の所有者に支払い義務があります。ですから、3月末日までに手放しておけば、いま乗っている車の自動車税は払わずに済みます。
買い替えを急いでいるわけではないという人は、自動車税がかからないタイミングを上手く見計らって買い替え or 手放したほうがお金のムダがありません。
モデルチェンジのタイミングに注意
狙っている車種がモデルチェンジを直近で控えているなら、買うタイミングには気をつけましょう。
買うなら新型のほうが良いというのもありますが、新型が発売前のモデル末期だと値引き額が大きくなるからです。
つまり、
- ① モデル末期を安く買う
- ② 新型が発売されるまで待つ
というどちらかの選択になります。
いずれにせよ、新型の発売情報を知っておいたほうがお得なので、ネット記事や車雑誌には目を通すようにしておくようにしましょう。