車の買い替えは、誰にとっても寂しい経験です。
車を売るときの、あの寂しい気持ちは他にたとえようがないですよね。
わたしも車を売るときには毎回のように寂しい気持ちになります。
今まで一緒に出かけた場所や、ちょっとした買い物。
ツライときに1人で出かけた、あのドライブ。愛車が慰めてくれたような気がしたものです。
そんなことを思い出すと、急に寂しくなって「やっぱり、売るのやめようかな…。」なんて、ことを考えてしまったりします。
わたしには車の買い替えで愛車を売却したときに感じた3つの後悔があります。
車の売却で寂しさを感じる瞬間ベスト3
- 【第1位】 車を引き渡したあと、車が視界から消えるとき
- 【第2位】 車がない駐車場を目の当たりにしたとき
- 【第3位】 愛車との写真を見返したとき
当然ながら個人差はあると思いますが、わたしが車を売却したあとに寂しさを感じる瞬間ベスト3がこちらです。
もう愛車とは会えないと痛感する寂しさ
車を売るときに1番寂しいのは、車を買取店に引き渡したあと、最後に視界から消える瞬間です。
昔、新車(三菱・デリカ)を自宅まで納車してもらい、引き換えに家族で乗っていた車(トヨタ・クレスタ)を営業マンが乗って帰ったのですが、曲がり角を曲がって消えていく愛車の姿はいまでも記憶に残っています。
感傷的ですみませんが、「ああ、もう二度と会えないんだろうな…」なんて思うと本気で泣きそうになります(笑)
いつも停まっている愛車が駐車場にない
第2位は、愛車が停まってない駐車場を目の当たりにした瞬間です。
駐車場って日常に溶け込んでいるのでふだんは気づきませんが、車を最も目にする場所なんですよね。
だから、その当たり前だった風景がなくなったことを認識したときの寂しさは相当なものです。
愛車の写真を見ると、懐かしさと寂しさがMAXに
第3位は、売却した愛車の写真を見返すときの寂しさです。
車好きでない人も、車と一緒に映った写真は何枚か持っていると思います。わたしは車が好きなので、パシャパシャ何枚も撮っているのですが、車を売ったあとに写真を見返すと感情がこみ上げてきます(笑)
車だけが写ってる写真よりも、自分や家族と一緒に写っている写真のほうが懐かしさ&寂しさレベルが高いですね。
車をお店に持ち込んで査定したもらったときの衝撃
ここで、わたしが車を売るときに味わった寂しいエピソードをご紹介します。
何も知らない私は、近所の中古車買取店へ持ち込んだ
これはわたしが初めて車(VW・ゴルフ)を売ったときの話です。
わたしはそれまで車についてほとんど知らない状態でした。
知識などはほとんどなく、車を売った経験がないのでどこにどのようにして売ればいいのかわかりませんでした。
売るときにパッと浮かんだのが「中古車販売店への査定持ち込み」です。つまり、ロードサイドにある中古車販売店に持ち込むというもの。
当時のわたしは何も知らなかったので、思いついたまま車を持込み、査定をお願いしに行きました。
そこで衝撃の事実が発覚したのです。
VW・ゴルフの衝撃的な査定額
車を売る前になんとなく「20万円くらいにはなるかな…?」なんて思っていたのですが、フタを開けてみて驚きました。
その中古車販売店の査定額は、その予想価格の半分にも届かなかったのです。
その買取金額、なんと3万円。
いかがでしょうか。それなりに高く売れると考えていたので、そのショックは相当なものでした。
売るときにただでさえ寂しい気持ちなのに、追い打ちをかけるような査定額に愕然となりました。
もちろんそこでは売却せず、違う店に持ち込みをしました。
しかし、やはり安い査定額にしかならず、泣く泣くその査定額で売りに出すことを決心したのです。
いま思えば、大好きだった愛車をもっと高く売る方法があったのに…。それを知らずに売りに出してしまったことが悔やまれます。
日頃はいい加減に扱っていた車も、別れはとっても寂しい
その車には約7年間乗っていました。お金を貯めて買った、はじめての車です。
好きな人とデートもしました。一人で思い切って旅行にも行きました。
雪の日にはスリップしてぶつけてしまいました。すぐに修理に出して修理士に「なんとか元通りになります」と言われたときの喜びは忘れられません。
でも、大切にする気持ちというのは長く一緒にいるとどうしても薄れていきます。
購入してから5年も経過すると、ちゃんと洗車することもなくなります。
運転も昔よりは荒くなり、車には良くない扱い方をしてしまいました。まともに洗車をすることもせず、汚れた状態で放置していたこともあります。
車を買い替えるときになって、いままでいい加減に扱っていた自分を悔いるばかり。
もっと大切に乗っていれば、あんなに安い値段で売りに出さずに済んだかもしれません。
ですが、いまとなっては車をアノときに戻すことはできません。
買取額の低さに悔しい思いをしたこともある
もう1つ、寂しさと悔しさを増幅させたのが「車の買取価格の低さ」でした。
もともとちゃんとお手入れをしていたわけではないので、そこまで高い価格で売れるわけはありません。
ですが、売却する業者をしっかり選んでいれば、もっと高く売れたことは間違いありませんでした。
あとから調べなきゃよかった!販売価格を知って後悔
さきほど、愛車を3万円で売却したという話をしましたが、じつは気になってそのあとインターネットで相場を調べました。
すると、同じ条件の車が45万円で販売されていました。
買取業者がどれくらいの利益を乗せているかはわかりませんが、さすがに3万円でした売れなかったことが非常に悔やまれます。
車を売るまえに、下調べをしておけば良かった。とはいえ、こればかりはどうしようもありません。
中古車は業者が圧倒的に有利。自分の身は自分で守る
中古車市場というのは、経済学でも有名な「不透明市場」です。
つまり、販売価格や買取価格が業者の思いどおりになるので、車を売ったり買ったりする私たちが損することが多くなります。
こればかりは、自分自身で対策を講じるしかありません。
前もって最低限の知識を付けておけば、寂しい気持ちや後悔は防ぐことができると思います。
2台目の買い替えでは最高額で売却できた
最初の車で寂しい気持ちと、悔しい気持ちは十分に味わったつもりです。
ですから、2台目の買い替えではしっかりと対策をしたので最高額で車を売ることに成功しました。
なぜ最高額と言い切れるのでしょうか?
その理由は、買取業者5社の査定額を比べたからです。
わたしが愛車を高く売ることができた方法。それはインターネットの一括査定でした。
2台目の車を売るときに一括査定を活用したのですが、「こんなにも査定額が変わるのか…」と驚いたことは記憶に新しいです。
時が経つにつれ、寂しさはうすれていくものですが、やはり愛車のためにできるだけのことは尽くすべきだなと痛感したのでした。
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インターネットの一括査定にデメリットはないのか?
車の買い替えによる寂しい気持ちは、どんな人でも避けられないと思います。
でも、少しでも高く売却できれば、その気持ちは少しだけ軽減します。
ですから、個人的には一括査定で最高額を調べるべきだと思いますが、注意点もあります。
一括査定を使う前に気をつけて欲しいところは大きく分けて2つあります。
- ・電話やメールで必ず連絡がある
- ・表示される見積もり額はあくまでも概算
電話やメールで必ず連絡がある
インターネットの一括査定は、車の情報を入力するだけで査定額を確認できる便利なシステムです。
しかし、その場で(インターネットの画面上で)査定額を確認して終わり、かというとそんなことはありません。
情報を入力するときには、連絡先が必要となり、ネット査定完了後はメールや電話で業者から連絡が入ります。
なかにはこの連絡をわずらわしく思う人もいるので、事前に知っておいたほうがいいと思います。
だたし、最近使ってみて良かったユーカーパックなら、電話は1社からしか来ませんし、査定も1回で済むのでおすすめです。
表示される見積もり額はあくまでも概算
一括査定後は、画面上におおよその買取価格が表示されます。
気をつけて欲しいのは、ここで表示される金額はあくまでも「目安」であるということです。
私が使ったときには表示された見積もり額と、実際の売却額に大きな差はありませんでした。
しかし、なかには大きな差が生まれてしまい、画面上で見た買取額よりもかなり下がったケースもあるようです。
とはいえ、利用は無料ですし、目安を知っておくことで査定で損をする可能性を減らすことができます。
一括査定は高く売るために必須のツールではありますが、良い点と悪い点をしっかり把握したうえで利用しましょう。
寂しさを乗り越えた先に、新しい喜びがある
車を売るのは寂しいのですが、車を買い替える喜びがあるのも事実です。
なかにはいろいろな事情で車を手放さなければいけない人もいると思います。車を売らなければならない理由がある以上、寂しいなんていってられません。
あまり長く車を所有していると、次に買い替えるとき、買取価格が大幅に下がるので費用負担が増えてしまいます。
愛車と別れた寂しさのあとには新しい車と出会う喜びがあります。それに目を向ければ、車を買い替えることに気持ちを向けられるかもしれませんね。