SUVがいま非常に人気です。
悪路でも安心して走れるうえに、最近はオンロードにも対応した「クロスオーバーSUV」が人気を後押ししています。
今回は国産車と輸入車のなかで、各メーカーで一番安いSUVを比較してご紹介します。
トヨタの一番安いSUV: C-HR
近未来的なデザインと、手の届きやすい価格設定で絶大な人気を誇るのがC-HRです。
これまで国産SUVナンバーワンの座を誇っていたホンダ・ヴェゼルを抜き去り、SUV販売台数1位を達成しました。
最大の特徴はなんといっても外観でしょう。さらに、乗って驚くのが室内のインテリアの質感の高さです。
SUVとしては非常に燃費がよく、ハイブリッド車にいたっては30.2km/Lという低燃費です。
価格も安めで、お手頃なSUVを新車で買いたいという人にはおすすめ。コスパ的には最上位の「G」グレードが良いですね。
トヨタのSUVは他にもランドクルーザー、FJクルーザー、ハリアーなどがありますが、C-HRの新車価格が一番安いです。
トヨタセーフティセンスも装備しているので、安全性能もばっちりですね。
- 新車価格:2,516,400円〜2,905,200円
- 燃費:15.4km/L〜30.2km/L
日産の一番安いSUV: ジューク
まずはその独特のデザインに驚かされます。SUVにしては小ぶりですが、そのぶん取り回しが良く運転もしやすい車です。
外観は好き嫌いがハッキリ分かれると思いますが、SUVとは思えない価格の安
さもあって人気の一台です。
燃費は決してよくありませんが、運転するのが楽しい車。さらに、カラーリングが豊富なのもうれしいですね。
1.6Lターボエンジンを搭載しており、走りを楽しみたい人にもおすすめ。
日産にはエクストレイルというSUVもありますが、価格はジュークが一番安いです。
- 新車価格:1,975,320円〜3,468,960円
- 燃費:13.4km/L〜18.0km/L

ホンダの一番安いSUV: ヴェゼル
価格面でみれば、ホンダのSUVはヴェゼル一択でしょう。2018年8月よりCR-Vの販売がスタートしますが、上位クラスなので価格は高いです。
ヴェゼルは大変な人気があり、一時期は国内のSUV売り上げランキングで一位を独走していました。
クセのないデザインと運転のしやすさ、さらにはリアシートの広さなどSUVというジャンルを超えた一台です。
防音性にも優れているので、長時間の高速道路における運転も疲れを感じにくい作りになっています。
一見すると大きく見えますが、最小回転半径5.3mという小回りの良さも兼ね備えています。
弱点という弱点はありませんが、強いていえばハイブリッド車の価格が割高かな、と思います。
ただ、ガソリン車でも約20km/Lという低燃費ですから、購入後の維持費も安く済むのはありがたいですね。
- 新車価格:1,920,000円〜2,886,000円
- 燃費:19.0km/L〜27.0km/L
マツダの一番安いSUV: CX-3
マツダにはCX-3、CX-5、CX-8という3つのSUV車種があります。このうち、価格も安くて最もコンパクトなのがCX-3です。
高級感のある外観だけでなく、車内のインテリアも非常に質感が高いです。
SUVのなかでもかなり小ぶりなサイズなので、後方の見晴らしも良く、運転しやすいです。
「大きくて運転しにくい」という感覚はまったくないので、女性にもおすすめできます。
最近はマツダも衝突安全に力を入れており、自動ブレーキの性能も高くなっていますよ。
- 新車価格:2,106,000円〜3,034,000円
- 燃費:17.0km/L〜23.0km/L

スバルの一番安いSUV: スバル XV
スバルにはレガシィアウトバック、フォレスター、エクシーガCROSSOVERといったSUVがあります。そのなかで一番安いのがスバル XVです。
インプレッサスポーツをベースにしており、車高が高い分だけ見晴らしもよく運転しやすい車です。SUVというよりも、コンパクトカーをSUV化させたデザインといったほうがいいかもしれません。
コンパクトながら荷物をたくさん積むことができ、アウトドアにも打ってつけの一台となっています。
スバルの先進技術である「アイサイト」も搭載なので、自動ブレーキで事故を未然に防ぎます。

運転しやすく、乗りやすいSUVということであれば筆頭にあがる車種の1つです。
- 新車価格:2,138,400円〜2,678,400円
- 燃費:16.0km/L〜16.4km/L
スズキの一番安いSUV: ジムニー
軽自動車ながら、本格的な走行性能を誇るジムニーはスズキのロングセラー車種の1つです。
価格は非常に安く、そのぶんつくりはシンプルですがそれでも乗る価値はある車です。
丸みを帯びたデザインが主流になるなか、角ばった形状を持つ貴重な車種でもあります。
2018年に新型が発表されましたが、引き続きラダーフレームが採用されているのもジムニーらしさを物語っていますね。
軽自動車ですから税金も燃費も安いため、長く乗っても維持費が安くて済むメリットも見逃せません。
軽自動車のSUVが欲しい人にはおすすめですが、最低限の装備しか付いていないので注意は必要です。
快適性能を求めるなら、1つ上の「ジムニーシエラ」を検討するといいでしょう。
ジムニーシエラはオーバーフェンダーとなっており、より武骨なデザインに仕上がっています。
ジムニーシエラのほうがかっこいいと思いますが、サイズが大きくなるため普通車登録となってしまうのが残念です。
- 新車価格:1,296,400円〜1,625,400円
- 燃費:13.6km/L〜14.8km/L
安いSUVをさらに安く購入する方法
メーカーごとに差はありますが、安いSUVを選べば200万円前半で購入できてしまいます。
また、軽自動車であればSUVタイプでも100万円台で購入可能です。
安いSUVを選ぶことで新車の購入予算が少なくても問題ないわけですが、さらに少しでも安く買うためにはちょっとした工夫をすると良いでしょう。
- ・ディーラーの値引き交渉は必須
- ・グレードにこだわらない
- ・いま乗っている車の買取額を高くする
ディーラーの値引き交渉は必須
たとえ安い新車であっても、値引き交渉は必ずおこなってください。
「もともと価格が安いから値引き交渉はむずかしいのでは?」と思われるかもしれませんが、新車価格が安いからといって値引き幅が小さくなるわけではありません。
まず最低限すべきことは、ライバル車種を比較すること。ディーラーとの商談時に「いま他社の◯◯も考えてるんです」と伝えるだけで、こちらは優位に交渉を進めることができます。
最近は各メーカーがSUVに力を入れているので、競合車種もわかりやすいでしょう。
グレードにこだわらない
SUVを新車で安く買うことを優先するのであれば、グレードにこだわらないようにしましょう。
同じ車種であっても、1つグレードを上げるだけで数十万円も高くなることがあります。これは内装や外装のちがい、さらには快適装備の有無などがちがうことが要因です。
良いグレードを見てしまうと、下のグレードでは物足りなく感じてしまうもの。上を見ればキリがありません。
最初から「安さ優先で決めるんだ!」と腹をくくって、一番下のグレードを中心に検討するようにしましょう。
いま乗っている車の買取額を高くする
安いSUVをさらに安く買うためには、いま乗っている車を少しでも高く買い取ってもらうようにしましょう。
そのためには下取りの交渉が欠かせませんが、そのときに他の車買取店の査定額があると有利です。
もし下取り額が安くても、他の車買取店に売ってしまうという方法もあります。
新車を購入する前には、複数の車買取店から査定をしてもらうようにしましょう。