車の買い替えを検討してまして、先日ホンダのディーラーに行ってきました。目的はズバリ、N-BOXの試乗&商談です。
実際にN-BOXに乗ったあとに、営業さんと商談をしてきました。
というわけで今回は、N-BOX(ノーマルタイプ)の商談内容と見積もり額についてくわしくご紹介します。
値引き額や下取り額についてすべて話しつつ、僕が検討しているオプションについてもご紹介したいと思います。ちなみに、この記事で出てくるN-BOXはJF-3というモデルです。
【追記】購入しました!

N-BOXの試乗と商談までの流れ
さて、僕はN-BOXの試乗をしたついてで商談をしてきたわけですが、「これから商談をしたいと思っている!」という人に、流れをザッと説明しておきたいと思います。
すでにご存知の人は、読み飛ばしてください。
- 【試乗と商談までの流れ】
- ① ネット or 電話で試乗の来店予約
- ② 予約日時にお店へ行き、試乗させてもらう
- ③ 必要であれば商談をして、見積もりをもらう
- (試乗のみでもOKです)
① ネット or 電話で試乗の来店予約
まずは来店予約をしましょう。いきなりディーラーに行ってもいいですが、土日などの混雑時に行くと営業担当者が空いておらず、待たされる可能性があります。
最近は各ディーラーのWEBサイトから予約できるようになっていますので、電話が面倒という人はネット予約を活用しましょう。
ただし、予約時に注意すべき点が2つあります。
- ① 希望する車種&グレードやボディカラーが置いてあるか
- ② ネット予約は4日前まで
まずひとつは、自分が希望する車種の試乗車があるかどうか。できれば自宅に1番近いディーラーに行きたいところですが、場合によっては希望車種の試乗車が店舗にない場合があります。
N-BOXは人気車なので問題ないとは思いますが、N-BOXであってもグレードやボディカラーは店舗によって異なります。
たとえば「N-BOXカスタムのブラックを見てみたい」と思っても、店舗には置いてない可能性があるということです。
希望するグレードやカラーの実物をちゃんと見たい&乗りたいという人は、予約前に確認しておきましょう。展示車両&試乗車はWEBサイトに載っています。
② ネット予約は本日から4日目以降のみ
もう一つ注意したいのは、ネット予約できる日時です。
これはもしかしたら店舗によって異なるかもしれないのですが、僕が行ったお店は本日から4日目以降の日付しかネット予約ができませんでした。

実際の予約画面
たとえば今日が4月1日(月曜日)だとしたら、予約できる日時は4月5日(金曜日)以降のみということです。
なので、たとえば「明日試乗予約したい」と思ったとしても、ネットからは予約ができません。
まあ、店舗に電話すれば予約できるので電話すればいい話なんですけどね。僕はわりと電話が面倒派でして、ネットで済ませたい人間です(笑)
② 予約日時にお店へ行き、試乗させてもらう
予約日時になったら、お店へ行きましょう。お店についたら、おそらく最初に試乗をすることになると思います。
僕はN-BOXのノーマルエンジンとターボエンジンを比較してみたかったので、2台の試乗をさせてもらいました(そのことも予約時に伝えておくとスムーズです)。
ただ、同じ店舗にN-BOXが1台しかなかったので、1番近いホンダの別店舗まで試乗して、そこでターボ車に乗り換えて帰ってくるという流れでした。
これは僕の感想ですが、N-BOXはターボじゃなくても十分だと思います。高速道路に乗ることが多い人はターボ車を選ぶのをおすすめしますが、一般道メインなら確実にターボは不要。
軽自動車にありがちな、加速時の物足りなさみたいなのをN-BOXでは一切感じませんでした。
試乗では運転席だけでなく、助手席や後部座席にも乗ってみることをおすすめします。
あと、シートアレンジもそうですね。実際にシートを動かしてみて、自分ならどんな荷物を置くか、どこに誰が座るかなどを想像しながらチェックすべきだと思います。
僕の場合、N-BOXで車中泊することを考えているので、実際にフラットにして寝てみたりもしました。
「じつは車中泊を考えてるので、ちょっと横になってみてもいいですか…?」
とためらいながら聞いてみたところ、営業さんは快くOKしてくれたので、遠慮なく寝させてもらいましょう。
ただ、N-BOXは車中泊向きではないかも。座席を全部倒してフラットにしても、微妙に段差があるので寝づらいです。車中泊とかアウトドアメインで考えているなら、N-VANが良いと思います。
③ 必要であれば商談をして、見積もりをもらう
試乗のあとに、N-BOXの商談もしてきました(試乗だけでも問題ないと思います)。
商談ではまず最初に、自分が希望するグレード、カラー、オプションなどを伝えます。僕は「G・L」と「G・EX」の2つで迷っていたので、両方見積もりを出してもらいました。
一回目の見積もりというのもあってか、正直なところ、値引き額は5万円と満足できるものではなかったです。
というわけで、実際の見積書をお見せしながら具体的な値引き額などをご紹介します。
初回商談でN-BOXの値引き額は5万円だった

実際にもらった見積もり書
さて、ここからは実際の見積もり書の数字をご紹介したいと思います。
さきほどお伝えしたとおり、僕は2つのグレードで迷っておりますので、見積もり書も2つ作成してもらいました。
というわけで早速見ていきましょう。
N-BOX G・Lグレードの見積もり結果
- 車両本体価格:1,675,300円
- オプション:302,500円
- 諸費用:112,240円
- 値引き額:- 50,000円
- 下取り額:- 350,000円
- 支払い合計額:1,690,040円
N-BOX G・EXグレードの見積もり結果
- 車両本体価格:1,730,300円
- オプション:302,500円
- 諸費用:112,240円
- 値引き額:- 50,000円
- 下取り額:- 350,000円
- 支払い合計額:1,7450,040円
G・L と G・EXのちがいは内装にある
僕が迷っている「G・L」 と 「G・EX」のちがい(差)について触れておきたいと思います。
この2つの差は、わかりやすくいえば「内装」です。上記の見積もりを比較するとわかりますが、価格差は約5万円くらい。
以下は上位グレードのG・EXのみに設定されている装備となります。
- 【 G・EX だけの装備 】
- ・助手席スーパースライドシート
- ・オートリトラミラー(施錠するとミラーが自動で折りたたみ)
- ・アレルクリーンプラスシート
- ・プラズマクラスター搭載エアコン
このうち、最も注目すべきは「助手席スーパースライドシート」です。ひとことでいえば「助手席を大きく前後にスライドできる仕様」のことをいいます。
上記のように後部座席に座る子どもの世話をするときにも便利です。
僕の場合、助手席を目一杯うしろまで下げて、広大な助手席空間を楽しむのにいいかなと思っています。
あと、車中泊するときに、運転席から後部座席にダイレクトで移動できると良さそうですよね。
助手席スーパースライドシートを選ばない場合、通常のベンチシートになるのでシートの前後可動域は狭くなります。
プラチナホワイトパールはプラス3万円

プラチナホワイトパール
N-BOXはプラチナホワイトパールという白色を選ぶと、プラス33,000円となります。いわゆる特別色という扱いになっているわけです。
マツダも「匠塗」という名称で赤を特別色に設定したりしてますけど、このへんは商売上手としかいいようがないですよね。
N-BOXに限りませんが、やはり1番売れるのはホワイトなわけで、多少お金を払ってでも選びたくなるホワイトという色の特性を上手く生かしているわけです。
価格設定も絶妙だなと思います。5万円だと「それなら他の色にするか」という気になりますが、3万円くらいなら「まあ、いっか」という気持ちになりますからね。
ということで、僕もホンダの策にまんまとハマるかたちで、プラチナホワイトパールを選びました。
ちなみに、N-BOXには「タフタホワイト」という白色もありますが、これは一番下のグレードのみに設定されているため、上位グレードでは選べません。
営業さんいわく「商用車向けのホワイトです」とのことでした。個人的にはこのタフタホワイトもけっこう好きなんですけどね。
初回だから?値引き額は5万円という渋い結果に
1番気になるのは値引き額だと思うんですが、結論は5万円でした。
この金額だけ見ると「渋すぎるだろ…」という気にもなりますが、最初の商談ということで営業さんも様子見という感じなのでしょう。
商談のなかで、
- 「いまのところ提示できるお値引きはこれくらいです」
- 「上司にもう少し値引きを交渉してみることは可能です」
ということを何度か言っていたので、そういうことなんだと思います。
このへんは相手(客)の出方を伺っていると考えるのが自然でしょうね。
向こうとしてみたら、価格を下げる必要のない相手(そこまで値切ってこない客)に、大きな値引き額を提示するのは無駄ですから。
次の商談ではもう少し値引きができそうかな?という期待を持つくらいがちょうど良いと思います。
最初の商談で値引きを迫りすぎると、コチラの印象が悪くなるだけなので。
N-BOXに付けたいオプションはたくさんあるけど

N-BOXのルーフコンソール
車を買うときの楽しみのひとつがオプション選びですよね。
やっぱり自分が理想とする車を手に入れるためには、オプションを上手く組み合わせることが欠かせません。
まずは僕が初回の商談のときに「これ付けたい」と思って見積もり書に盛り込んでもらったオプションを紹介したいと思います。
- ・フロアマット スタンダード 19,250円
- ・スタンダードナビ 148,225円
- ・ナビセットアップ 6,600円
- ・ETCセットアップ 2,750円
- ・ドラレコ前後 79,750円
- ・ブラックエンブレム 16,775円
- ・ルーフコンソール 29,150円
- 合計:302,500円(工賃込み)

実際のオプション見積もり額
このなかで、正直なところ削れるオプションはたくさんあります。というより、個人的にはナビ以外のオプションは全部なくても問題ありません。
フロアマットやドラレコは社外品で十分ですし、そのほうが費用を安く抑えることができます。
ブラックエンブレムやルーフコンソール(サンバイザー上の収納です)については、なくてもなんとかなる。もしあとから欲しいと思ったら、納車後でもディーラーで取り付けてもらえます。
では、なぜわざわざ見積もり書にオプションを盛り込んでもらったのか?その理由は、あとあとの値引きを考えてのことです。
人それぞれ戦い方はあると思うのですが、僕は最初の商談でオプションを多めに盛り込んでおいて、後々でオプション値引きを狙うという戦略を採用しました。
なので、最初は多めにオプションを選んで見積もり書を作ってもらったのです。
N-VANは完全に一人で乗る用の車だった
N-BOXを検討している人のなかには、N-VANも気になっているという人も多いと思います。
僕もその一人で、デザインとかボディカラーを見る限り、なんならN-BOXよりもN-VANのほうが欲しいと思うくらい好きな車です。
ただ、結論からいうとN-VANは完全な一人用の車でした。
僕が行った店舗にはN-VANも置いてあったので軽く乗らせてもらったんですが、助手席や後部座席のシートが激硬。乗り心地の悪さに驚愕しました。
これでロングドライグとかになったら、「牢屋に移送される囚人が乗る車」の乗り心地だと思います(ちょっと言いすぎですが)。
そもそもN-VAN自体が商用車として売り出されているので仕方ないとは思うんですが、せめて助手席の乗り心地だけでも改善されればいいのになぁと思いました。
なので、反対にいえば「商用車として使う人」や「一人で遊び車として使う人」であれば、N-BOXではなくN-VANのほうが使い勝手は良いということです。
特に車中泊についていえば、N-BOXよりもN-VANのほうがシートをフラットできるので寝やすいです。
なぜボルボV60からN-BOXに買い替えるのか?
僕はわりと本気でN-BOXへの買い替えを検討しています。
いま乗っているのはステーションワゴンのボルボV60なんですが、僕がN-BOXに買い替えたいと思った理由は4つあります。
- ① 税金、保険、ガソリン代など維持費を安くしたい
- ② 自動ブレーキなどの安全装備が欲しい
- ③ 小回りの効く車に乗りたい
- ④ 車中泊をしたい
① 税金、保険、ガソリン代など維持費を安くしたい
N-BOXへ買い替える1番の理由は非常に現実的なんですが、やはり維持費を安くしたいからです。
言うまでもなく、軽自動車であるN-BOXは税金も保険料もガソリン代も安く済みます。
いま僕が乗っているボルボV60は税金が年間約4万円、保険料は年間2万円、ガソリン代は1ヶ月あたり3000円くらいです。
N-BOXに買い替えることで、すべての維持費を一気に安く抑えることができます。
まあ結局のところ、車を新しく買うお金がかかるのでトータルでは余計な出費になるんですけどね…まあそれは言わない約束ということで。
② 自動ブレーキなどの安全装備が欲しい
僕は車を運転するたびに「今日こそは事故が起きるかもしれない」と自分に言い聞かせて運転するようにしています。
そのおかげで安全運転ができているとも言えるのですが、やはり精神衛生上はよくありません(笑)
いま乗っているボルボV60は2012年式なんですが、安全装備は十分とはいえません。特に自動ブレーキについては歩行者には対応しておらず、夜間も作動しません。
どんなに楽しいカーライフでも、死亡事故を起こしてしまえば一環の終わりなので、やはりN-BOXに搭載されているHonda SENSINGの恩恵を受けたいと思っています。
N-BOXは以下の安全装備(Honda SENSING)が全車標準で装備されています。
Honda SENSINGの予防安全 | |
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渋滞追従機能付ACC | ▷加速・減速し、適切な車間距離をキープ ▷前走車が止まれば合わせて停車 |
衝突軽減ブレーキ〈CMBS〉 | 車両、歩行者、自転車に対応。自転車対応はHonda車で初 |
車線維持支援システム | 高速道路走行中、車線の中央を維持する |
誤発進抑制機能 | アクセルを踏み込んだ場合の急加速を抑制 |
歩行者事故低減ステアリング | 路側帯を歩く歩行者との衝突回避のための支援 |
路外逸脱抑制機能 | 車線をはみ出しそうになるのを防ぎ、車線内へ戻す |
先行車発進お知らせ機能 | 前走車の発進を音とディスプレー表示でお知らせ |
標識認識機能 | 道路標識をディスプレー表示し、標識への注意を促す |
後方誤発進抑制機能 | アクセルを踏み込んだ場合の、急な後退を抑制 |
オートハイビーム | 夜間走行時、ハイビームとロービームを自動で切り替え |
Honda SENSINGの衝突安全 | |
---|---|
サイドエアバッグシステム | 前席/後席対応。カーテンエアバッグも |
転席用&助手席用i-SRSエアバッグシステム | 「早く」「やさしく」「長く」ふくらんで、さまざまな体格や衝突状況に対応 |
衝突安全設計ボディー | 衝突時の衝撃(G)を制御する安全技術「G-CON」採用 |
プリテンショナーELRシートベルト | 衝突時、瞬時にシートベルトを引き込んで体を固定 |
頚部衝撃緩和フロントシート | 後方から低速で追突された際に、首への負担を軽減する |
後席シートベルト締め忘れ警告灯 | ルームミラー上部のランプでお知らせし、シートベルトの着用を促す |
③ 小回りの効く車に乗りたい
いま乗っているボルボV60はステーションワゴンなんですが、全長が4.7mほどあります。決して大きくはないんですが、小回りが良いとはいえません。
うちは妻も運転することが多いので、やはり小さい車のほうが運転しやすいんですよね。
N-BOXは小回りも聞きますし、わりと車高も高いので運転しやすいと思います。実際に試乗してみて、見晴らしの良さを痛感しました。

④ 車中泊をしたい
定期的にやってくるキャンプ熱。それは車中泊への熱意とも密接につながっています。
V60でも車中泊ができないことはないんですが、いかんせん天井が低いので、くつろぐような空間はありません。
N-BOXは天井も高く、後席はフラットシートにアレンジができます。
男のロマンとも言える自分だけの空間、あえてダサくいえば「秘密基地」を持つことへの願望を、N-BOXならきっと叶えてくれると思ったんですよね。
【追記】記事の前半でも述べたとおり、後席はフラットになるものの段差があるので寝るのに快適とは言えません。厚手のマットなどを引けば寝られるレベルにはなりますが、車中泊前提で車を選ぶのであれば断然N-VANをおすすめします。
期待していた下取り額はわずか35万円…
初回の商談では値引き5万円とまずまずの内容だったんですが、ひとつ残念だったのが「下取り額」の低さです。
僕はこのサイトで何度も「下取りは避けるべし」という記事を書いてきました。その理由は、ディーラーの査定額は買取専門店よりも低いからです。
しかし、やはり新車の商談をしつつ、セットで査定してもらって手放せるのは本当にラクなんですよね。余計な手続きや書類が不要になりますから。
というわけで、僕は初回の商談で一応、査定をしてもらいました。結果は35万円。正直、50万円くらいで売れたらいいなと思っていたので、かなり低い数字です。
最近調べた限りだと、2012年式のボルボは中古車価格がだいたい100万円くらいでしたので、ざっくりと50万円くらいで売れるかな?と踏んでいたのです。
ただ、僕も輸入車のリセールバリューの低さは知っていましたし、ディーラーの下取り額が低いことは重々承知していました。なので、やはりネットの一括査定を使って、V60の査定額をチェックしてみようと思っています。
買取専門店で愛車が高く売れたら、N-BOXに付けるナビを1番大きな8インチに変更するつもりです。