赤いボディの高級車は「うわ…いかにも…」という感じがして敬遠しがちですが、赤い軽自動車は「かわいい!」と諸手を挙げて歓迎したい気持ちになります。
ということで今回は、赤いボディカラーが選べる軽自動車をピックアップしてみました。
ダイハツの赤い軽自動車おすすめ車種
- ・コペン
- ・ミラ イース
- ・ミラ トコット
- ・キャスト
- ・ムーヴ
- ・ムーヴ カスタム
- ・ムーヴ キャンパス
- ・タント
- ・タント カスタム
- ・タフト
ダイハツは基本的にどの車種でも赤(レッド)をラインナップとして用意しています。やはり女性が選ぶことの多い軽自動車ですから、かわいい赤色は人気が高いのでしょう。
このなかで僕がおすすめしたい車種は、「ミラ トコット」と「タント」です。
【ミラ トコット】ミニマルなデザインは女性だけでなく男性にも人気
ミラ トコットは最近の軽自動車には珍しい、角ばったデザインをしています。
どちらかというと中性的な顔立ちをしていて、女性はもちろん男性にも人気がある車種です。
トコットの赤は「ファイアークォーツレッドメタリック」という名称。鮮やかな赤というよりは少し暗めの赤でワインレッドと呼ばれるような色合いです。
見た目だけでなく内装にもこだわっているのがポイントで、まるで自宅のソファのような質感の高いシートを採用していて居住性も非常に良好です。
インパネまわりも見やすいデザイン&レイアウトになっているので、使い勝手も申し分ありません。シンプルで無機質な感じが好きな人にはピッタリの車だと思います。
【タント】多彩なボディカラーと充実の安全装備

タント

タントカスタム
タントは軽自動車のなかでも特によく売れていて、販売台数はシリーズ累計200万台を超えています。
デザインは、のっぺりした顔のタントと、キリッとした顔のタントカスタムに分かれています。このあたりはホンダのN-BOXを完全に模倣していると思われます。
タントの赤色は「ファイアークォーツレッドメタリック」という名称。やや暗めながら、鮮やかな印象も与えてくれる「ちょうど良いレッド」に仕上がっています。
内装は非常に開放感があり、質感も上々。ノーマルのタントはシンプルでかわいらしい印象ですが、タントカスタムは黒を基調としたスタイリッシュな仕上がりになっています。

タントの内装

タントカスタムの内装
ちなみに、安全装備はダイハツのスマートアシストを搭載。軽自動車なので衝突安全こそ普通車に劣りますが、予防安全(自動ブレーキなど)については非常に性能が高いので、安心感があります。
ダイハツのスマートアシスト | |
---|---|
全車速追従機能付ACC | 走行中に先行車の様子を検知しながら、 設定した車速の範囲内で先行車との距離のキープを支援 |
レーンキープコントロール | 約60km/h以上で走行中、全車速追従機能付ACC作動時に、 クルマが車線の中央付近を安定して走行するよう、ハンドル操作をアシスト |
・衝突警報機能 ・衝突回避支援ブレーキ機能 (対車両・対歩行者[昼夜]) | 走行中に前方の車両(二輪車、自転車を含む)、歩行者(昼夜対応)を認識し、 衝突の危険性があると判断した場合にドライバーへ注意喚起。 さらに危険性が高まった場合には緊急ブレーキで減速 |
アダプティブドライビングビーム | ハイビームで走行中に先行車や対向車を検知した時、部分的に遮光し、 先行車や対向車に配慮しながら高い視認性を確保 |
サイドビューランプ | 通常のヘッドランプに加え、ハンドルを切った方向やターンランプを 出した方向を明るく照らします。また、シフトを[R]レンジに入れると左右のランプが点灯。 |
ふらつき警報 | 長時間走行中、クルマのふらつきを検知すると、 ドライバーへブザー音とメーター内表示でお知らせ |
路側逸脱警報機能 | 約60km/h以上で走行中、クルマが路側へはみ出しそうになると、 ブザー音とメーター内表示でお知らせ。 |
・車線逸脱警報機能 ・車線逸脱抑制制御機能 | 約60km/h以上で走行中にステレオカメラが車線を検知している場合、道路上の車線から逸脱しそうになると、 ドライバーへブザー音でお知らせ。クルマが車線をはみ出しそうになると、 メーター内表示でお知らせするとともに、車線内に戻すようハンドル操作をアシスト。 |
ブレーキ制御付誤発進抑制機能 (前方・後方) | 約10km/h以下で障害物を認識後、踏み間違い(アクセルペダルを強く踏み込んだ場合)を判定して エンジン出力を抑制し、ブザー音とメーター内表示で警告。 さらに、障害物に衝突する危険性があるとシステムが判断するとブレーキ制御が作動 |
先行車発進お知らせ機能 | 信号待ちなどで前のクルマが発進したことに気づかない時、ブザー音とメーター内表示でお知らせ |
標識認識機能 | 進入禁止、最高速度、一時停止の標識をステレオカメラが検知するとメーター内に表示してお知らせ |
コーナーセンサー (フロント2個/リヤ4個) | コーナーセンサーをクルマの前後に装備。障害物までの距離に応じて警告音を変えてお知らせ |
スマートインナーミラー | 荷物満載時や視界不良時でも、後方のカメラ映像をミラーに表示することで、 後ろの視界を見やすくするスマートインナーミラーを軽キャブオーバーバンで初めて採用。 視界が悪い時はデジタルモードに切り替え |
バックカメラ | 車庫入れや駐車時などで、シフトを[R]に入れると、後方の映像を ディスプレイオーディオまたはスマートインナーミラーに表示 |
スズキの赤い軽自動車おすすめ車種
- ・アルト
- ・アルト ワークス
- ・スペーシア カスタム
- ・ラパン
- ・ワゴンR
- ・ワゴンRスティングレー
スズキも軽自動車のラインナップは豊富ですが、意外と赤色の車種が多くありません。かわいいデザインの車種で絞ってみると、選択肢は少なめです。
おすすめなのは「ラパン」、「ワゴンR」、「アルト」の3車種です。
【ラパン】かわいい見た目と心地いい室内空間
ラパンはついつい見た目のかわいらしさに目がいきがちですが、室内空間の快適性も優れています。
また、細かい収納もたくさんついているので、大きな荷物も小さな荷物も積みやすいのが高ポイント。
さらに細かいところでいえば、500mlの紙パックが入るドリンクホルダーが付いていて利便性は抜群。国産車でもなかなか見られない仕様です。
シートヒーターや足元ヒーターが付いていて、冷え性の女性にも嬉しい機能が充実。エアコンにはナノイーが付いているので、肌や髪にやさしいです。
燃費も25.2km/L(WLTCモード)と申し分なく、維持費も安く乗れる車です。
なお、現行モデルのラパンは赤色が廃止されてしまったので、赤いラパンは中古車のみの販売となります。発色の良いキレイなレッドなので、残念です。
余談ですが、ラパンはフランス語で「うさぎ」を意味します。メーカー曰く、「ちいさくてまるくてかわいい」イメージを車にも込めているそうです。
【ワゴンR】デザインにたくましさが宿る人気の定番軽自動車
写真はHYBRID FZ というグレードで、かわいらしさよりも、たくましさを感じる雰囲気に仕上がっています。「フェニックスレッドパール」という名称のボディカラーで非常に明るく強めの赤色が印象的です。
ちなみに、HYBRID FZ以外のグレードは、よりやさしいフロントデザインになっています。
車体サイズはラパンよりも大きいので、より大きめの軽自動車に乗りたい人におすすめです。あと、「余計な装飾は不要だから、シンプルで安い軽自動車に乗りたい」という人にも向いている車だと思います。
価格は1,098,900円〜とお求めやすくなっています。
【アルト】シンプル・安い。万人受けするデザイン
最安グレードは943,800円〜という、日本を代表するお手頃軽自動車がアルトです。
通常の赤いボディカラーの他に、ルーフが白のツートンカラーもラインナップされているので、選ぶ楽しさがあります。
アルトの赤は「フェニックスレッドパール」という名称。パールというワードからもわかるとおり、非常に光沢感のある美しい赤色となっています。
内装については、安さを売りにしていることもあり非常に簡素です。運転席と助手席はシートとヘッドレストが一体型になっており、後部座席についてはベンチシートという仕様。
インパネまわりも超シンプルで必要最低限の機能だけを配置したスタイルです。ただ、全体的に丸みを帯びているので、かわいらしさは感じられます。
「あくまでも移動の足として使うだけだけど安さ重視。だけど、ちょっとかわいい車がいいな」という人におすすめの車です。
ホンダの赤い軽自動車おすすめ車種
- ・S660
- ・N-BOX
- ・N-ONE
- ・N-WGN
ホンダの軽自動車といえばN-BOXが特に有名で、日本一売れている軽自動車でもあります。
NシリーズにはN-ONE、N-WGNといった小さめのサイズもあるので、好みの合わせて選べる良さもありますね。
一方で、S660というスポーツカーという選択肢もあります。これが、ホンダの多様性と言えるかもしれません。
どの軽自動車も赤い色が選べますが、わたしがおすすめしたいのはS660とN-BOXです。
【S660】小さいのに走りは本格的。おもちゃのような楽しさを
S660はスポーツカーのような本格的な走りを楽しめる軽自動車として、長く愛されている車種です。残念ながら、2022年3月で生産終了となりました。
特に人気が高いのは白とイエローですが、個人的は赤のS660を女性が乗るのもかなり良いんじゃないかと思っています。
内装は無駄を排したシンプルなデザインで、走りを追求しているイメージ。ドライバーオリエンテッドなレイアウトが非常に魅力的です。
ただ、軽自動車としては価格が高めで、新車だと200万円を超えてしまうのが玉にキズかもしれません。
【N-BOX】デザイン、サイズ、使い勝手どれも申し分なしの1台
N-BOXはデザインが2種類あり、写真はN-BOXカスタムです。デザインは悪く言えば没個性的ですが、シンプルで万人受けするデザインになっています。
赤いボディカラーが選べるのはN-BOXカスタムのみで、ルーフが黒いツートンカラー仕様です。カラー名称は「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」。
かくいう僕の現在の愛車もN-BOXでして、大変満足しています。なんといっても、使い勝手が最高。積載性があるし、それでいて乗り心地も良い。
天井も高いので、室内空間の快適性はもちろんのこと、荷物を運ぶときにも大変役に立つ車です。
「軽自動車がこんなに良いんなら、もはや普通車を買う理由ってないのでは…」と思ってしまうくらお気に入り。

日産の赤い軽自動車おすすめ車種
- ・デイズ
- ・デイズ ルークス

デイズルークス
日産の軽自動車は種類が少なく、赤色を選べるのは2車種のみです。
どちらも日産のインテリジェントモビリティで、自動ブレーキ、アラウンドビューモニター、前方歩行者検知機能付の踏み間違い衝突防止アシストを搭載しています。つまり、安全装備が充実しているのです。
デイズとデイズルークスのちがいは「高さ」です。デイズルークスはいわゆる「ハイトワゴン」と呼ばれる車種で、車の天井が高くなっています。
最近はN-BOXやウェイクなどのハイト軽自動車が人気ですが、デイズルークスはそこに割って入れるほどの良さがあると僕は思っています。
ちなみに、赤いボディーカラーは「スパークリングレッド」という名称で、ルーフが黒いツートンカラーも選べます。
ハイトワゴンならN-BOX、コンパクトならミラ トコットがおすすめ
個人的なおすすめでいうと、天井が高いハイトワゴンの軽自動車ならN-BOXがおすすめです。
デザインもよくまとまっているし、自動ブレーキなどの安全装備も充実しているからです。実際、乗っていて不満はほとんどありません。
もしそこまで高さを求めないのであれば、ミラ トコットをおすすめします。無印良品的な、無機質なデザインは男女問わず乗れる車だと思うし、飽きずに長く乗れる車種ではないかと思います。
赤い軽自動車を買う前に、準備しておきたいことがある
最近は軽自動車といえど価格がどんどん高くなってきています。それだけ装備が充実しているので仕方がないですが、買う方としてはなるべく安く買いたいですよね。
もし赤い軽自動車に買い替えるのであれば、いま乗っている車を納得の行く金額で売るようにしましょう。
なぜなら、いま乗っている車が高く売れれば、次に買う車の資金が豊富になるからです。
あなたの車の買取価格はお店によってバラツキがあるため、少なくとも2〜3社の査定額は比較するようにしましょう。
ちなみに、ネットの無料一括査定なら、家にいながら最大10社にまとめて査定依頼ができるのでおすすめです。