アルミホイールは錆びることがほとんどないですが、スチールホイールは鉄で出来ているため錆びやすくなっています。
ホイールのお手入れやメンテナンスを面倒に感じる人も多いと思いますが、スチールホイールのサビは放置でも大丈夫なのでしょうか?
ホイールのサビはNG。放置すると大きな事故につながる恐れも
結論からいうと、スチールホイールのサビは放置してはいけません。
「サビくらい放置で大丈夫でしょ」と思われるかもしれませんが、サビを放置すると以下のような危険性があります。
- ・走行中にタイヤ(ホイール)が外れる
- ・タイヤの空気が漏れる
走行中にタイヤ(ホイール)が外れる
じつはスチールホイールは、そのままの状態なら錆びることはほとんどありません。なぜなら、表面がコーティングされているからです。
スチールホイールが錆びる原因の多くは、ホイールの小さなキズにあります。
小さなキズからサビが発生し、そのまま放置するとどんどん広がっていきます。
最初はわずかなサビだったのに、気づいたらホイールがサビだらけになった…なんてこともあるのです。
サビが広がっていくと、ボルトなどの締め付け部分にも侵食していきます。すると、やがて締め付けがゆるくなり、最悪の場合にはホイールが外れてしまうこともあります。
走行中にホイールが外れたら大惨事になることは誰の目にも明らか。自分だけでなく、まわりの車や歩行者も巻き込む危険性があります。
こうした理由から、スチールホイールのサビは放置厳禁なのです。
タイヤの空気が漏れる、外れる
スチールホイールのサビがひどい状態になると、タイヤにも影響を与えることがあります。
具体的にはタイヤの空気漏れ、あるいは外れるといった症状が出てくるでしょう。
タイヤが正常に機能しなければ、車の走行もままなりません。
タイヤのサビが発生したときの3つの選択肢
タイヤにサビが発生したら放置してはいけない、ということはおわかりいただけたと思います。
では、実際にスチールホイールのサビが発生したら、どう対処すればいいのでしょうか?
ここでは具体的に3つの選択肢をご紹介します。
- ①自分でサビを取る
- ②ホイールを交換する
- ③車を買い替える
①自分でサビを取る
スチールホイールのサビは、ヒドくなければ自分で取ることができます。
プロの修理に依頼するほどでもないので、市販のホイール用サビ取りを使えばOKです。カーショップやホームセンター、もちろんネットでも買えるので入手しやすいでしょう。ちなみに僕は「SOFT99 補修用品 サビ落としセット」を家に常備してあります。
サビを取ったあとは、必ずコーディング剤もあわせて使いましょう。コーティングしておけば、キズがつきにくく、サビになりにくいホイールになります。
スチールホイールは定期的な洗浄やメンテナンスを行っていれば、10年以上は余裕で使える頑丈なホイールです。

②ホイールを交換する
あまりにサビの範囲が広い場合は耐久性にも問題があるので、サビ取りだけでは解決しないこともあります。
ホイールを交換すれば、当然サビ問題からは解決されますが、気になるのは費用です。
スチールホイールであれば1本1万円程度で買えますが、アルミホイールに履き替えるのであれば、1本2〜3万円が相場になるでしょう。
さらにタイヤも一緒に交換となると、合計10万円近い出費になることも考えられます。
もしホイール交換を安く済ませたいのであれば、Autowayなどのネット通販で買って、近所の車屋さんに取り付けてもらうのがおすすめです。
ホイールをネットで買って、近くの取り付け可能なお店に持ち込めば、格安で交換ができます。お店によってはネットから直送可能なので、自分でタイヤを運ぶ必要もありません。
僕は【AUTOWAY(ネット)でタイヤ購入→最寄りのガソリンスタンドに直送→後日、車で行って取り付けてもらう】という流れでタイヤ交換したことがあります。
③車を買い替える
スチールホイールのサビだけであれば問題ないですが、それほどの状態だと車本体にも影響が出ている可能性があります。
つまり、ホイールを交換しても、車のエンジンやブレーキに大きな問題を抱えている可能性があるということ。
もし車が古くなっているのであれば、ホイールが錆びてしまったタイミングで車を買い替えるのも1つの手です。
さきほど説明したように、ホイール交換は多額の費用がかかります。
愛車にどれくらい愛着があるかにもよりますが、ホイールや車の状態次第では、車を買い替えてしまったほうが得策となることもあるでしょう。
ちなみに、車を買い替えるときはディーラーの下取りよりも、ネットの一括査定がおすすめ。実際、僕は一括査定を使って驚くほど高く売れた経験があります。