車のホイールはブレーキダスト(鉄粉)をはじめ、いろいろな汚れにさらされます。
アルミホイールもスチールホイールも同じで、定期的なお手入れが必要です。
今回はスチールホイールの洗い方(掃除)とお手入れの方法について見ていきましょう。
スチールホイールの洗い方は基本的に3ステップ
まずはスチールホイールの洗い方についてです。
スチールでもアルミでも、素材で洗い方を変える必要は特にありません。大きく分けて3つのステップで見ていきましょう。
- ①カーシャンプーで油分を浮かす
- ②ホイールクリーナーで汚れ落とし
- ③コーティング剤を輝きを与える
①カーシャンプーで油分を浮かす
洗車とホイール掃除を一緒に行う場合は、いつも使っているカーシャンプーをホイールにも使いましょう。
カーシャンプーを使うことで、ホイールの表面についた油や鉄粉を浮かすことができます。
カーシャンプーがないときは、なるべく水をかけて汚れを浮かすようにします。屋外だとむずかしいとは思いますが、温水を使うと汚れが落としやすくなるのでおすすめです。
なおケルヒャーなどの高圧洗浄機を使う方法もありますが、ホイールのブレーキダストにはあまり効果がないので、おすすめできません。
②ホイールクリーナーで汚れ落とし
カーシャンプーは基本的にホイールの頑固な汚れを落とす成分は含まれていません。そのため、ホイールにはホイール専用のクリーナーを使いましょう。
ホイールクリーナーはいろいろありますが、ラクに汚れが落とせて、なおかつホイールを傷つけないクリーナーがおすすめです。
汚れに吹き掛けて、しばらく放置します。ホイールクリーナーがブレーキダストや油汚れを浮び上がらせてくれるので、軽くこすって水で流しましょう。
ブレーキクリーナーを使うことで時短にもなりますし、汚れをこする力作業もなくなるので圧倒的にラクです。
③コーティング剤を輝きを与える
どんなにキレイにホイールを磨いたとしても、やがてホイールは汚れてきます。
なるべくホイールのピカピカを継続させたいのであれば、コーティング剤を使うのがおすすめです。
コーティング剤はその名のとおり、ホイールの表面に薄い膜をつくってくれます。
この膜のおかげで、ブレーキダストや汚れがつきにくくなるため、ホイール掃除の手間が少なくなるでしょう。
ホイールが汚れる原因を知っておこう
ホイールを掃除したことがある人ならわかると思いますが、ホイールってあっという間に汚れちゃうんですよね。
特に国産車よりも輸入車(ドイツ車やフランス車など)はブレーキダストが多いので、ホイールがあっという間に黒くなってしまいます。
ブレーキダストは、ブレーキを踏んだときに起きるブレーキパッドとの摩擦で発生します。そのため、車に乗っている以上は避けられません。
排気ガスなどで汚れるとも言われていますが、ブレーキダストの汚れから比べるとあまりに小さな話です。
タイヤのホイールが汚れていると、ホイールの損傷が進むため当然よくありません。
ただし、車の走行性能を損なうほどではないので、ホイールの掃除が面倒!という人は、汚れが目立たないホイールにするのも1つの方法です。
スチールホイールはシルバーと黒が多いですが、なかには白や黄色などもあります。
汚れが目立たないという意味では、言うまでもなく黒がおすすめです。